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2011/10/12公開
人気アニメのオープニングテーマ曲で注目を集めるバンド、NOVELSの新作が到着!
アニメ「TIGER & BUNNY」(MBS、TOKYO MX、BS11)をきっかけに、彼らの楽曲を耳にした人も多いのでは? メジャ―デビューシングル『ミッシングリンク』が同番組のオープニングテーマ曲に起用され、話題を呼んでいるバンド・NOVELSが、10月12日にニューアルバム『cardioid』をリリース。今後の展開が気になる彼らの、新たなスタートとなるこの1枚をご紹介します。
近未来を舞台にしたバディ(相棒)アクションアニメ「TIGER & BUNNY」(MBS、TOKYO MX、BS11)2クール目のオープニングテーマ曲に8月リリースのメジャ―デビューシングル『ミッシングリンク』が起用され、いま、着実に注目度を上げている愛知県出身の4人組バンド・NOVELS。ライブシーン百花りょう乱のいま、さらに広いフィールドで活躍するネクストブレイクになりえるのか? これまでの足跡とニューアルバムである、10月12日リリースの『cardioid』を検証していこう。
2007年、地元・愛知県で結成されたNOVELS。インディーズ時代に2枚のシングルと2枚のアルバムをリリースし、すでに音楽的にはボトムが完成している印象はある。なかでもバンドシーンに興味のあるリスナーならご存じだと思うが、TSUTAYAの無料レンタルのシステムで数多くのリスナーの耳に届いた『惑星パーティe.p.』は、東海地区での当時のレンタル数記録を塗り替えるヒットに。並行して行ってきたライブでも着実に動員を増していった。
そしてこの夏、地元在住のまま先述のシングル『ミッシングリンク』でメジャーデビュー。アニメの近未来的な世界観と通じつつも、よりいまを生きる若い世代の焦燥やドライな感性が印象的で、「物語の僕らが その未来想うのは 失くした後でも主役は変われないから」という意思的なサビの歌詞で、現実を見据えたポジティブさに触れることになる。こうした単純ではない構築された歌詞の世界観を担うのは、ボーカル / ギターの竹内真央。彼のポップスを歌っても似合いそうな伸びやかで温かみのある声は、メッセージの純度を下げることなく伝える最大の武器だ。そしてサウンドは、エモ、ギターロックから変拍子を当然のようにアレンジに組み込むニュースタンダードのすべてがある。ちなみにこの楽曲のミュージックビデオはYouTubeで20万回以上ストリーミングされており、注目度の高さの一端を物語っている。
そしてレコーディングのために上京を重ねながらじっくりと、ときには試行錯誤を重ねながら完成したのが今回リリースされる通算3枚目となるアルバム『cardioid(カージオイド)』だ。数学や自然科学に詳しい人にしかわからない単語だと思われるが、ひとつの円の外周を同じ半径の円が接しながら転がったときの軌跡を指し、その軌道が心臓の形に似ていることから、“心臓形”とも呼ばれる。この話の円を“人”や人の感情に置き換えてみると、NOVELSがこのアルバムで伝えたいテーマがなんとなく見えてきはしないだろうか?
肝心な中身は『ミッシングリンク』はもちろん、変拍子やラテンテイストのハンドクラップがいまっぽいオープニング曲や、スケールの大きなストレートなギターロック、4つ打ちの踊れるナンバーなど、実に多彩。でも、一貫しているのはいくら地メロで複雑な構成を展開しても、必ずといっていいほど開放的でキャッチーなサビへと、心地よい抜け感が用意されているところだろう。ここに、彼らの歌を伝える意志を感じる。むずかしそうなことをポップに。このアルバムのリリースを機にNOVELSの存在感は確実に増すだろう。
(文 / 石角友香)
アニメ「TIGER & BUNNY」(MBS、TOKYO MX、BS11)のオープニングテーマ曲として注目を集めたシングル『ミッシングリンク』、インディーズ時代の名曲を再アレンジ&レコーディングした『Wiz -Album Ver.-』など、全11曲を収録。メジャーデビューし、これまでとは違う環境のなかで制作された新たなNOVELSを感じられる1枚。
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