ミュージックトップ > ミュージックマガジン > パワープッシュ > Galileo Galilei「共同生活が生んだ新境地アルバム」
2012/1/20公開
Galileo Galileiインタビュー
ファーストフルアルバム『パレード』やシングル『青い栞』がオリコン・ウィークリーチャートでトップ10入りするなど、この1年でさらに注目を集めたGalileo Galilei。そんななか、1月25日にセカンドフルアルバム『PORTAL』を発表。いま、彼らにはどんな景色が見えているのか、話を聞きました。
『青い栞』『さよならフロンティア』『明日へ』とシングルのスマッシュヒットを連発しながら、作品ごとに飛躍的な成長を遂げてきたGalileo Galilei。新たにメンバーが加わり、5人組となった彼らから届けられたセカンドフルアルバム『PORTAL』は、日本のロックシーンで他に類を見ない、ポップと実験的なサウンドが両立した画期的な作品だ。東京から札幌に移住し、自宅兼スタジオで共同生活を営むなかから生み出されたこの作品で、バンドはいかにして生まれ変わったのか?
■セカンドフルアルバム『PORTAL』、非常にすばらしい作品ですね! ファーストフルアルバムの『パレード』のときに、第1期のGalileo Galileiをようやくまとめることができてホッとしていると言ってましたけど、そういう意味で今作はまさに第2期Galileo Galileiの始まりを告げる作品になってますね。
尾崎雄貴:前回のアルバムというのはいままで作ってきたものを集めたアルバムだったんですけど、今回はバンドとして、ミュージシャンとして、ステップアップしていこうという強い気持ちで作ったアルバムで。メンバー全員で、レコーディングからミックスまで宅録で作るっていう、自分たちにとっての理想的な方法を見つけたという意味でも、これがバンドにとってのファーストアルバムになったっていう感じですね。『パレード』は自分の世界観が強く反映された作品だったけど、今回はバンドがひとつの脳みそになって作ったから。
佐孝:3か月間でレコーディングからミックスまで全部やったんですけど、すっごい中身の濃い、密度の濃い時間でしたね。毎日が実験の連続で、雄貴が言ったようにまさにGalileo Galileiっていうひとつの脳みそに全部の情報を詰め込んで作っていって。その過程がすごく楽しかったし、そこでいろんな発見があって、それが作品に結実してると思います。
尾崎和樹:これまでリスナーとしての自分と、プレーヤーとしての自分がちょっと離れているように感じることがあったんですけど、今作でようやくそれが一致したっていう感覚があるんです。自分がいままで聴いてきた音楽のポップな要素を全部詰め込んだって、自信を持って言えますね。
野口:リスナーのみんなの反応がすごく楽しみですね。いまやれるだけのことはやった作品だから、その反応を受けて、さらに次はどう応えていくのかも考えていかなきゃって。
岩井:メンバー全員が札幌で共同生活するようになって、たとえば毎日みんなで同じ映画を見たりとか、だれかがネットで買った本をみんなで共有して読んだりとか、だれかがリビングでいまハマってる曲を爆音で流してて、それが全員の耳に入ってくるみたいな。そういうことで共通のセンスが生まれていって、それがひとつの作品になっていったって感じですね。東京にいたときは、雄貴がなんかモヤモヤするんだよなとか、なんか違うんだよなって言ってても、その中身がよく理解できなかったんだけど、一緒に生活することによってわかるようになってきたっていうか。でもその分、バンドとして孤独感を感じるようにもなってきたんですよね。
■それは、「この広い世界に5人だけ」みたいな、そういう感覚ですか?
岩井:そう。5人でいるときは楽しいんだけど、たとえば曲作りでテンションが上がって朝までずっと作業したあとに、急に寂しくなったりっていう。そういうのが、このアルバムを制作するなかで何回かあって。だから、この作品でもっとみんなとつながりたいって思いが強いですね。それは単純にリスナーだけじゃなくて、たとえば僕たちみたいにD.I.Yで音楽を作ってたり、作りたいと思ってるような人と、いろんな話をしたりとか。そうやって自分たちの世界が広がっていったらいいなって。
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「“Galileo Galileiという脳みそ”に全部の情報を詰め込んで作った」(佐孝)
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