ミュージックトップ > ミュージックマガジン > パワープッシュ > 木村カエラ「「歌が好き」そのシンプルな境地とは?」
2010/2/9公開
木村カエラインタビュー
昨年末に初出場したNHK紅白歌合戦で歌った『Butterfly』が250万ダウンロードを突破。エッジーかつキュートなイメージの強い彼女だが、改めてシンプルな歌の強さも実感させてくれるできごとだった。今回、初のベストアルバム『5years』のリリースを機に、これまでのキャリアを振り返ってもらった。
昨年の6月にデビュー5周年を迎えた木村カエラが、初のベストアルバム『5years』をリリース。全シングルに加え、コラボ曲やカバー曲(初回限定盤のみ)も集めた2枚のディスクには、ロックはもちろん、ポップチューンにバラード、テクノやダンスロック、ヒップホップにグランジ、映画音楽やアニソンカバーまである。それでもとってもトータル感のある、あくまでカエラのアルバムという印象に仕上がっている。カラフルとしかいいようのない、彼女の多様な感性と人間としての不思議な吸引力にぜひ触れてみてほしい。
■デビューした2004年当時の心境を覚えてますか?
木村:覚えてますね。デビュー前は、大学に行くのをやめて、「saku saku」っていう番組のMC(パーソナリティー)をやりながら、「ヤバい、デビューできないかも!? どうやったら歌が歌えるんだ??」ってものすごく焦ってた時期で。だから、とりあえず、歌が歌えるように必死にやってました。で、「saku saku」のプロデューサーさんの協力でデビューが決まったときは、ものすごくうれしいっていう気持ちと、デビューできてほっとしたっていう安心感も少しだけあって。
■ずっと夢だったデビューが現実になったことでひと息つけた?
木村:若かったから見えてない部分もいっぱいあったと思うんですけど、けっこう、イヤなことばかり考えてましたね。番組の企画で出て来た人って思われてるんだろうなとか、モデルが歌ってるっていう目で見られてるだろうなとか……。そういう見方をされたままで、ずっと歌っていくのは難しいんじゃないかと思っていたので、どうしたら、モデル出身というとらえ方から抜け出せるかっていうことばっかり考えてましたね。
■そのレッテルから抜け出せたって思えたのはいつですか?
木村:やっぱり、『リルラ リルハ』の歌詞を書いたときですかね。それまでの『Level42』や『happiness!!!』は、自分が聴いてきた邦楽のイメージで書いてたので、私らしさっていうのはとりあえず置いておいて、人に届くものっていう意識で書いてたんですね。『リルラ リルハ』ははじめて、自分の好きなように書いた曲なんですけど、レコーディングのときに「これなに? 意味わからない」って突き放されるんじゃないかっていう不安があったんですよ。
■もっとみんなにわかるように書き直してこい、と。
木村:でも、自分から出てきた“リルラ リルハ”っていう言葉がすごくしっくりきてたし、いろんな感情を込めて書いた歌詞だったので、思い入れがあったんですね。だから、すごく緊張しながら持っていったんですけど、“リルラ リルハ”っていう言葉に対して、なんのNGも出ず、しかもCMでたくさんの人に聴いてもらえることになって。
■本人出演のCMソングとして大ヒットしたこともあって、この曲でいちやく知名度が上がりましたよね。
木村:自分らしく書いた曲でいろんな人に知ってもらえたっていうのはひとつの自信になりましたね。ここらへんから、もうちょっと頑張れば大丈夫かもなって思えるようになった。そのあとで、奥田民生さんに『BEAT』を書いてもらって。『リルラ リルハ』が私にとってはポップな曲だったから、もっとコアなロックをやりたいって思って。楽曲も歌詞もミュージックビデオも、やりたいことを前面に押し出していこうって考え方だったんですね。民生さんに書いてもらえたこともありがたかったし、自分の世界観を表現できたっていう意味でも、ここでやっと気持ちが落ち着いたっていう部分がありますね。
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「『リルラ リルハ』の歌詞を書いたことは大きい 」
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2012年5月16日リリース 木村カエラのニュー・シングル「マミレル」のビデオクリップを配信!
配信期間:2012/5/14〜2012/6/13

アルバム『8EIGHT8』より、「チョコレート」のビデオクリップをフル配信!!
配信期間:2012/5/14〜2012/6/13

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